島本総合司法書士法人ブログ

選定・解職

「選定・解職」と言われてもほとんどの方が聞きなれない用語だと思います。なぜなら、商法時代は取締役も代表取締役も「選任・解任」という用語を使っていたからです。しかし、実は代表取締役についてはは会社法になって「選定・解職」という用語を使うように変わりました。(会社法第362条)
立法担当者の解説によると、
①「選任・解任」は取締役などについて用いられ、会社法上の一定の地位を有しないものにこれを付与し、または地位を有する者からその地位を剥奪する場合について用いられる。
②「選定・解職」は、代表取締役などについて用いられ、会社法上の一定の地位を有する者について、さらに一定の地位を付与し、またはこれを剥奪する場合に用いられる。
となっています。(「新・会社法 千問の道標」(商事法務)P.38より引用)
ですので、先日ある会社の代表取締役が「解任」されたと一部で報道されましたが、用語としては「解職」が正解です。
ちなみに、代表取締役の辞任については「辞職」ではなく今までどおり「辞任」という用語を使用します。(会社法第351条)
(K)

2007年11月22日