島本章生ブログ

珈琲の香り

学生の時,下町の喫茶店に入り浸った時期がある。
一杯の珈琲で,本宮ひろしのマンガなどを読み,3時間くらいは粘っていた。そんな私を喫茶店のマスターは無愛想ながらも温かく,空いたカップにコーヒーを足してくれたし,金がないのがわかっていたのかピラフも食べさせてくれた。
ここでコーヒーのこだわりを知り,この店での大人がする話にも耳を傾けた。理解できないが興味があった。
卒業の折りに挨拶をしようと店に寄った。店は無くなっていた。
未だにお礼を言えていない。
今でもおいしいコーヒーを飲むたびに心に染みたあのコーヒーの香りを思い出すのです。
マスターありがとう。

2010年03月5日