島本章生ブログ

株式の質入れ

 昨年、事業承継円滑化法による自社株の相続税の支払猶予の確認申請及び遺言作成に関与した会社から、前社長がお亡くなりになり、実際の相続税の支払い猶予に関して、株式を発行して質入れし供託をする一連の手続きの依頼がありました。
 こちらの会社はそもそも株券不発行会社なので、株式名簿に登録する(いわゆる登録質)だけ構わないのではないかと思い、所轄の税務署に確認のために電話してみたところ、どうしても定款変更して株券を発行をしなければならないとのことでした。株券現物の確保がないと不安定なのでしょう。
 この手続きにおいて、登記や供託に迷うことはないものの、問題は株券です。かつて、本格的な株券発行のために結構な費用を支払って印刷会社に依頼したこともありましたし、旧会社法時代にM&Aの決済のためだけに株券をA4用紙で簡易に作成したこともあります。この度も質入れのためだけに必要な株券1枚だけの発行で済ませたいのですが税務署は許してくれますかね。
 ちなみに、株式譲渡制限の規定があっても質入れに際しては会社の譲渡承認は不要のはず・・・ですが「譲渡可能とした議事録の写し」を税務署に提出しなければならないようです。

2013年07月17日