幸先裕明ブログ

自己株式だけの会社

先日、とある会社(以下、「甲社」とします。)の議事録等の書類に目を通す機会があったのですが、その書類によると甲社は数日間株主が甲社だけ、つまり自己株式だけの会社となっていました。
簡単に流れを記載しますと、
①株主総会で増資決議(甲社は非公開会社)
     ↓
②株主全員が所有する株式を甲社に無償譲渡
     ↓
③増資の効力が発生
となっていました。
本件は、無償譲渡日(②)から増資効力発生日(③)まで数日間あったため、結果としてその期間甲社の株主は甲社だけになっているというものでした。
何か意味があってこのようなスキームしたのか、特に意味なく結果としてそうなったのかとても興味があったのですが、残念ながら結局分からずじまいでした。
なお、ある会社の株主が発行会社のみとなって良いのか?については、「論点解説 新・会社法 千問の道標」(商事法務)の87ページにとりあげられていますので、興味のある方はご覧になって下さい。

2009年04月30日