幸先裕明ブログ

2016年10月

株券発行義務の例外

株券発行会社は、株式を発行した日以後遅滞なく当該株式に係る株券を発行しなければなりませんが、非公開会社は株主から請求があるまでは株券を発行する必要はありません(会社法第215条)。

ここで、気になったのが、会社法215条1項が「株式の発行」となっているため、「株式の交付」には含まれるが「株式の発行」には含まれない「自己株式の処分」について対応する規定がどこにあるのかということです。

答えは、会社法第129条2項です。これにより、「自己株式の処分」についても非公開会社は株主から請求があるまでは株券を交付する必要はないことが確認でき、「株式の発行」も「自己株式の処分」も株券の発行義務がないことが分かります。(会社法第215条では株券の「発行」、会社法第129条2項では株券の「交付」となっており、用語が使い分けられています。これは、自己株式の処分の場合は、当該自己株式を取得したときに会社が株券の引渡を受けておりこれを再利用できるからではないかと思います。)

ちなみに、会社法215条2項及び3項で「株式の併合」「株式の分割」について規定されていますが、「株式の無償割当て」については特に規定されていないのは、「株式の併合」「株式の分割」は「株式の発行」に含まれないが、「株式の無償割当て」については「株式の発行」に含まれるためです。

2016年10月21日
 

書籍購入

会社法に関する書籍を何冊か購入しました。

業務に役立てていきたいと思います。

 

「会社法」田中亘著

http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-032372-7.html

 

「会社法(第3版)」伊藤靖史・大杉謙一・田中亘・松井秀征著

http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641179271

 

「民法でみる商法・会社法」金井高志著

https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7247.html

2016年10月16日
 

定款認証の旅

今週、博多・徳山・広島の公証役場に定款認証に行ってきました。

これで、東京近郊を除くと(東京出向時にどこの公証役場に行ったことがあるか記憶が定かではないため。。。)、広島県外では岡山、岩国・徳山(山口県)、丸亀(香川県)、姫路(兵庫県)、大津(滋賀県)・博多(福岡県)の公証役場に定款認証で行ったことがあることになります。

遠方の場合は、基本的には現地の司法書士の方に復代理でお願いするのですが、色々事情があって直接行くケースもあります。

そういえば、以前、沖縄市の設立があり、沖縄に定款認証に行けるかもと思いましたが、残念ながらこの件は、現地の方に復代理でお願いしました。

2016年10月7日