幸先裕明ブログ

2016年5月

会社法911条3項20号(株式会社の設立の登記-仮会計監査人)

会社法911条3項では、株式会社の設立の登記における登記事項が規定されており、20号は「第346条第4項の規定により選任された一時会計監査人の職務を行うべき者を置いたときは、その氏名又は名称」となっています。

ここで、第346条第4項は、「会計監査人が欠けた場合又は定款で定めた会計監査人の員数が欠けた場合において、遅滞なく会計監査人が選任されないときは、監査役は、一時会計監査人の職務を行うべき者を選任しなければならない。」と規定されておりますので、設立のときを想定しているとは到底思えません。

疑問に思っていましたところ、商業登記ハンドブック(第3版)の128頁に、「設立の登記において仮会計監査人の名称が登記されることはない。」との記載がありました。やはりそうなんですね。

なお、新株予約権も911条3項に規定がありますが、通常の設立時に発行され、その旨登記されることはありません。ただこちらは、組織再編時の設立登記の際に登記されることがありえます。

2016年05月17日