島本総合司法書士法人ブログ

2012年8月

建設業許可について④

 もう1年以上前になってしまいますが、建設業の許可を受けるためには「経営管理責任者」と「専任技術者」という「ヒト」を選任する必要があるというブログを書きました。
 建設業の許可を受けるためには上記の「ヒト」の要件の他に、「カネ」の要件も必要となります。
 「カネ」の要件とは、建設業を始めるだけの財産的基礎があるかどうかということになります。
 具体的に言えば、以下のいずれかに該当することが必要です。
(1)自己資本の額が500万円以上であること
(2)500万円以上の資金を調達する能力があること
(3)許可申請直前の過去5年間許可を受けて継続した実績があること
 上記のうち、(3)の要件は、新規に許可を申請する場合には該当しませんので、新たに建設業の許可を受けたい場合は、上記(1)か(2)いずれかの要件を満たす必要があります。
 (1)の自己資本の額とは、会社でいえば、直近の貸借対照表の純資産の合計額が該当します。この純資産の額が500万円以上であれば財産的基礎の要件はクリアします。なお、資本金の額ではないので、注意が必要です。
 一方、純資産の合計額が500万円未満であっても、上記(2)の500万円以上の資金調達能力があれば、財産的基礎の要件をクリアできます。
 具体的に言えば、金融機関が発行した500万円以上の預金残高証明書などが該当します。ただし、建設業許可申請日の30日前など有効期限がありますので、注意が必要です。
 なお、この財産的基礎の要件は一般建設業許可の場合の話であって、特定建設業の場合は別に要件があります(H)。

2012年08月7日