幸先裕明ブログ

2011年1月

特に有利な金額

公開会社は、いわゆる第三者割当増資のとき、機関決定について、取締役会の決議のみで増資可能な場合もありますが、有利発行の場合は、株主総会の特別決議が必要となります。
これに関して、上場していない公開会社が、従業員(もしくは従業員持株会)に配当還元方式で算定した価額で、株主総会の決議なしに増資したいという相談がありました。配当還元方式の価額で税務上は問題ないとのことでしたが、有利発行に該当するか否かは別途検討しなければなりません。
その会社の株価は、正確には記憶していませんが、だいたい
配当還元方式      200円
類似業種比準方式   7000円
純資産価額方式  20,000円
のような感じでした。
つまり、配当還元方式で算定した価額は、純資産価額方式に比べてはるかに低く、類似業種比準方式と比較しても低い価額でした。
有利発行に該当するか否かは、上場会社であれば、一定のルールがあるようですが、非上場会社は難しい問題です。
そもそも、非上場会社の株式の時価がいくらなのかは難しい問題です。相続税評価における価額ですら上記のように色々です。M&Aで第三者へ売却する場合は、DCFなど更に異なる算定方式があります。
なので、有利発行に該当するかどうかの基準となる価額すら実は判然としませんから、有利発行に該当するかどうかについての判断は難しいものがあります。
『同族会社の運営とトラブル対応の実務』(新日本法規)の321頁にも
「市場価格のない株式については、会社の資産および収益状態、配当状況などを基礎に、業種または資本構成などの類似する会社の株式で、市場価格のあるものの市場価格を斟酌した上で決定されるべきと考えられます。」
とありました。
結局、本件については、その他の事情も斟酌し、どうしても配当還元方式で算定した価額にて増資したいのであれば、株主総会の特別決議を経るべきと考え、その旨相談者の方には伝えさせて頂きました。

2011年01月28日
 

ファイナンシャル・プランニング技能検定(4)

昨日、2級を受検してきました。
マイナーなので若干悩みましたが、実技は、予定通り、現在の仕事にもっとも役立ちそうな「中小事業主資産相談業務」を選択しました。(実際、株価の計算問題はかなりためになったと思います。)
自己採点の結果だと、おそらく学科・実技とも大丈夫そうなのですが、実技は配点や計算過程の採点が不明なので、合格発表まで悶々としそうです。
そして、仮に合格していたとして、この先に進むかは目下検討中です。
(といっても、もともとFPの主たる受検動機が税金について学習したかったためなので、受検するとしても、CFPのタックスプランニング、相続・事業承継設計だけにする可能性大ですが。)

2011年01月24日
 

本局のみに

本日から、尾道支局と三原出張所で取扱っていた商業・法人登記事務が広島法務局の取扱いになり、広島県内の商業・法人登記事務は全て本局にて取扱われるということになりました。
弊事務所は本局まで歩いて5分足らずの距離にありますので、とても便利になりました。
オンラインで申請したとしても、添付書類が法務局に到着しないと進みませんので、オンライン申請の場合でも近いと助かります。
他県もこのような流れの中にありますので、申請先を間違えないように気をつけたいと思います。

2011年01月11日
 

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
実は(?)、今年も様々な案件の申請のため、4日は出勤はしていました。
ただ、かなり大掛かりな再編もあったため、完了を確認できないと、年が明けた気が全くしなかったため今日までブログを更新する心持になれなかったのですが、無事完了を確認でき(4日に申請したものが、翌日の朝9時ころには登記されていて、法務局の素早い処理に新年早々感動したりしてました。)、全ての案件についてほぼ終了となったので、やっと年が明けたような気になりました。
今年も、少しでもクライアントの皆様の価値創造のお役に少しでも立てるよう日々自己研鑽していきたいと去年に引続き思っています。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

2011年01月7日